ミューカストード

・トード属 ・両生亜人型

○生息地…水辺、湿地帯
○気性……好色、凶暴
○食糧……肉食。昆虫や野生動物など

○湿った身体を保持するための粘液に覆われた蛙の魔物。
 発達した後ろ足による高い跳躍力を持ち、歩行よりも飛び跳ねて移動している事が多く、吸盤のついた手足により壁や天井に張り付く事ができる。
 湿地などの湿った場所に生息し、獲物となる人間の男性を見つけると、粘液に塗れた長い舌を伸ばし、引き寄せて捕えてしまう。
 そのじっとりした眼つきの通り、好色かつ粘着質な性格で、眼をつけた男には極めてしつこく、必ず捕えて犯そうとする。

 汗や唾液、愛液など、彼女達の体液はすべて粘液となっている。
 粘液に塗れ、男性器にべったりと貼り付いて愛撫する手の平や、粘液質の唾液の中、ねばついた舌が男性器に絡まり扱く彼女達の口内は、まるで女性器に挿入していると錯覚する程の快楽を伴い、容赦無く男性の精を啜りとる。
 交わる際には騎乗位を好み、男性の腰に跨ると、飛び跳ねるかの様に自らの腰を弾ませ、肉同士のぶつかる音と粘液の飛び散る音を響かせる。愛粘液でねばついた彼女達の女性器は、咥え込んだ男性器にしつこく絡みつき、彼女達が腰を上げれば、ぬちゃぬちゃと糸を引きながら粘液が引き戻すのだ。
 そうして吐き出された精液は、全て粘液により絡め取られ、一滴残らず貪欲に彼女達の体内へと取り込まれる。
 彼女達の腰が上下する度に男性器へと塗り込まれる粘液には、彼女達の魔力が練り込まれ、微弱な毒を持つ。この毒は男性にとっては精力剤の様に作用し、例え精を放とうとも、男性器は萎えるどころか、交われば交わる程に彼女達の膣内で大きさと硬さを増していく事となるのだ。
 また、彼女達は、まるで蛙が獲物を条件反射で捕食するかの様に、傍に夫と認識した男性の口元があれば、つい口付けをして舌を潜り込ませてしまったり、夫の男性器が視界に映ればしゃぶりついたり、つい夫の腰の上に跨ってしまい、そのまま交わる事となってしまう。
 彼女達の粘液は夫へと向ける愛情と執着により粘度を増していき、夫のものを咥え込んで決して離そうとせず、互いが快楽により気を失い、腰が動かなくなるまで交わりを続ける事だろう。

 彼女達の粘液は少量であれば性欲が促進される程度だが、人間の女性が大量に取り込んだ場合は魔物化を引き起こす事がある。
 積極的に女性を襲う種族ではないが、もし彼女達や夫を侮辱したり、危害を加えた場合には、持ち前の粘着質な性格を発揮し、粘液塗れの舌で女性の身体や口内に大量の粘液を塗り込もうとする事だろう。
 すぐに魔物へは変わらないが、唾液が粘液の様にねばりを持つ様になり、口の中が落ち着かず、自身の口内や口の周りを舐め、ねちゃねちゃといやらしい水音を立てる様になっていく。
 その状態の女性は反射的に好意を抱く男性に口付けたり、下腹部に舌を伸ばしてしまう事があり、その際の精により完全に魔物へと変わってしまう事が多い。
 また、反射的に仲の良い同姓にも口付けをしてしまい、魔物化の被害が広がる事もある。

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