季節は冬。 今年も王都は白一色に染まり、広場は商人や恋人達で賑わって居た。 「・・・お兄ちゃん、今日もお仕事なの?」 あたしがドアを開けようとする兄に後ろから声をかけると。 兄は少しやつれた顔をこちらに向け、微笑んだ。 「ああ、夕方ごろには帰るから・・・ それよりノノはもう起きて大丈夫なのかい?」 「うん・・・今日は調子も良いみたい・・・ それよりお兄ちゃん、サンタさんにお願いしておいてね!」 「大きなクマのヌイグルミだろ?わかってるよ。 それじゃあ、いってくるから」 「いってらっしゃい」 兄は最後にもう一度、私に微笑みかけ、ドアの向こうへと出て行った。 「・・・けほっ・・・けほっ!」 急に喉に異物感を覚えせきが出てきた。最近ひどくなっている。 兄が出て行った後でよかった。心配させないから。 あたしは生まれた時から、病気を持っている。 この病気のせいで昔から体が弱く、あまり外には出る事が出来なかった。 最近も熱が出たり出なかったりだ。また熱が上がってきたようだ。 兄のネイルが帰ってきても心配しないように、今は寝ておこう。 「・・・・・・サンタさん、ちゃんと持ってきてくれるかな?」 あたしは赤い服を着た、ふくよかなおじさんを思い浮かべ、眠りについた。 ------------------------------------------------------------- 「はぁ・・・・・・」 俺はたいした金額の入っていない財布を見てため息をつく。 たいした金額ではないと行っても、必死に働いて貯めたお金だ。 サイフから目を離し、目の前の玩具店を眺める。 大きな赤いリボンがついた、愛くるしい熊のぬいぐるみが目に入る。 ついでにそのそばにそえられた値札も目に見える。 自分のサイフの中のお金を見る。・・・・・・ゼロの数が違う。 とてもではないが、買える値段ではない。 今日の日給を足してもとてもではないが無理だ。 「・・・なんでこうもサイズが違うだけで値段が跳ね上がるんだ」 中くらいのサイズのヌイグルミなら、俺の食費を削れば何とか買う事が出来る。 だが、妹の夢を壊したくは無い。 今、妹のノノは15歳だが今だサンタが俺だとは気づいていないらしい。 それもそうだ。生まれた時からの病気で、ずっと家で寝ているのだ。 友達も居ないし、俺も気づかれないように気をつけているつもりだ。 俺とノノの父は俺と母を捨て、どこかへ行ってしまった。 母もノノを生んですぐに死んでしまった。 俺とノノだけで暮らしてきた。 俺は今20歳だが、クリスマスプレゼントなど貰った事がない。 それどころか、毎日父の暴力に耐え、病気がちだった母の看病をしてきた。 自分で言うが俺は不幸だった。 だから、妹のノノには俺のような不幸を味わってほしくはない。 この命を捨ててもノノは幸せにする。そのために必死に働いているつもりだ。 「どうしようかね・・・」 そういえば、教会が子供達にクリスマスプレゼントを配る。というイベントを企画していたはずだ。 ウチに来てくればいいのだが、どうせ教会の上層部の考えたイベントだ。 回るのは金持ちの所ばかりだろう。ウチのような貧乏人など、子供がいるかどうかさえ把握してはいないだろう。 「妹さんに祝福を」 背中から急に声をかけられビックリして後ろを振り返った。 そこには教会のクレリックのものであろう、ローブを羽織った女の子がにっこりと笑いながら立っていた。 「き・・・君は?」 「私はレティと言います。 神様は貴方の努力をかならず見てくれていますよ。がんばってくださいね」 そういうと、レティと名乗るクレリックはくるりと振り返り、長い髪をなびかせて人ごみへと消えていった。 教会に居る下っ端の人間がよく口にする奇麗事だ。 神様が本当に居るなら、妹だけでもマトモな家に生ませてくれればよかったものを・・・。 ・・・ん、何故妹が居るって知っているのだろうか。 ふと、後ろを見ると通りをメガネをかけた男とメイド服を着た二人の女の子が歩いていく。 見た事のある顔だ。たしか、何故か図書館扱いされている金持ちの屋敷の男。 左右にメイドなんてはべらせやがって・・・・・・しかも片方はメガネ男の腕にしっかりと抱きついている。 殺意が沸いたのでにらんでやった。向こうは気づかなかったが。 ------------------------------------------------------------- 急に体を襲った寒気で、あたしは目を覚ました。 「けほっ・・・・・・さむい・・・」 あたしはボロボロの毛布を深く顔までかぶる。 ボロい壁の隙間から 目だけを向けて外を見ると、すでに外は真っ暗になっていた。 舞い散る雪と暗闇のコントラストが美しい。 もう兄は帰っているのかと部屋を見回すが、兄の姿はどこにもない。 (お仕事忙しいのかな・・・) 兄は仕事が忙しいらしく、よく帰りが遅くなる事がある。 そういえば、兄はサンタにプレゼントを頼んでくれただろうか・・・。 兄には言わなかったが、あたしの願い事はもう1つ、別にある。 寝たふりをして、サンタが来たら言うつもりだ。 あたしは目をつぶり、寝たふりをはじめた。 どうやら、熱が出てきたようだ。 体が熱くてだるい。 コンコン コンコン しばらくして、ドアを叩く音が聞こえた。兄だろうか? コンコン コンコン。 その音はもっと近くから聞こえてきた。ドアではなく窓からだった。 「・・・けほっ・・・けほっ・・・誰?」 あたしはフラフラと立ちあがり、窓を開ける。 「こんばんはっ♪」 「きゃぁっ!?」 「あら、おどろかしちゃったかな?」 窓を開けると同時に、赤い物体・・・真っ赤な服に白いフリルのついた服を来た、 長い髪の女の子が部屋へなだれ込んでくる。 「え・・・あれ・・・誰・・・?」 「ごめんね〜。見ての通りサンタだよ」 見ての通りと言われても、サンタは兄によるとお腹が大きく出た、白髪のおじいちゃんのはずだ。 だが、目の前に居るのは服だけサンタの・・・いや、服すら下はサンタカラーの寒そうなミニスカートを着た長髪の女の子だ。 「何?その目はぁ?疑ってるのかな?」 「・・・・こく」 あたしは、おそるおそる首を縦に振る。 「無理もないよねー。私はレティ、サンタのおじいさんの代わりに来たの!」 「代わり・・・?」 「そうそう、サンタのおじいさんも忙しいのよ。 だって、世界には子供がいっぱい居るからね」 そういわれればそうだ。あたしは素直に納得してうなずく。 「さて・・・ノノちゃんのプレゼントは大きなクマのヌイグルミだったかな?」 「・・・・・・ごめんなさい。プレゼント、変えてもらっていいですか?」 「え?・・・・・・いいよ。何がほしいの?」 「・・・・・・普通の体をください」 「普通の体?」 「はい・・・あたしの体が健康なら・・・お兄ちゃんが夜遅くまで働かないで済むから・・・・・・ あたしのためにお兄ちゃん、ずっと一人で働いてるの。 あたし・・・お兄ちゃんを助けてあげたいの」 「・・・・・・」 「ダメ・・・ですか?」 「いい子だね。うん、サンタのお姉さんが叶えてあげる!」 「ホ、ホントに・・・?」 「もちろん!でも、その前に・・・体が冷えてるみたいだから。ほら、これを飲んで」 そういうと、サンタの女の子は大きな袋から湯気が立っているあったかそうな白い液体の入ったカップを取り出す。 「ホットミルクですか?ありがとう・・・けほっ」 あたしはそれを受け取り、ちびちびと飲む。口の中に甘い味が広がる。 「この子もお腹が減ってるだろうから、飲ませてあげないと・・・」 「ひゃっ!?」 いつのまにか部屋の中にトナカイが入り込んでいた。 サンタの女の子は同じホットミルクが入った器をトナカイの前に置く。 「ふふっ、おいしい?」 よほどお腹がすいて居たのかトナカイは一心不乱にホットミルクを飲みはじめる。 「・・・さて、そろそろかな? 体、あったまった?」 「あ、うん・・・・・・」 いつのまにか、あたしもホットミルクを飲み干していた。 こんなにおいしいものを飲んだのは初めてだった。 ミルクのおかげか体がポカポカして、何やら不思議な気持ちになる。 「じゃあ、プレゼントをあげるね。 ちょっとベッドに座ってくれるかな?」 「・・・・・・こう?」 あたしは言われるまま、ベッドへ浅く座る。 「うふふ・・・」 「あ、ちょっとまって!」 あたしは自分でもわけがわからずサンタを止めた。 「さっきのミルク・・・もっとください」 何だかさっきの液体がもっと飲みたくてたまらないのだ。 「・・・大丈夫。好きなだけあげる!」 「ひゃぁっ!?」 いきなりサンタに押し倒される。そしてあたしの顔に自分の顔を近づけていき・・・ 「むぅ・・・!?」 サンタはあたしの唇を強引に奪い、口内に唾液を流してくる。 その瞬間、口の中にホットミルクと同じ甘い 「ちゅぱ・・・」 唾液を流しただけで、サンタは唇を離した。 「どうかな・・・・・・♪」 「ホットミルクと同じ味・・・」 「もっとほしい?」 「うん・・・」 「ふふ、いくらでもどうぞ♪」 あたしの口をサンタの唇が再び塞ぐ。 今度はサンタは唾液を出してくれなかった。 あたしは液体がほしくて、自分から舌を伸ばす。 「ちゅ・・・くちゅ・・・」 サンタの舌に触れた途端、なんともいえぬ甘い味と感覚が体を支配する。 それがほしくて、あたしは一心不乱にサンタの口内や舌を嘗め回した。 「ちゅ・・・くちゅ・・・くちゃ・・・」 嫌らしい音が部屋に響く。突然、サンタが口を離した。 「どう?おいしかった?」 「もっと・・・もっとぉ・・・」 すでにあたしの目は虚ろで、ただひたすらサンタを求めていた。 「うふふ・・・すっかり夢中だね・・・。 ちょっと早いけど・・・先にヤっちゃうね♪」 サンタはあたしの寝巻きを馴れた手つきで剥ぎ取ると 自らもサンタ服を脱ぎ捨てた。 「ん・・・はぁン・・・きてぇ・・・」 彼女は自らの手を秘所に当てると、おもむろに指を入れて、かき回し始めた。 くちゅくちゅくちゃ すると彼女の秘所から黒光りする、巨大な芋虫の頭が姿を現した。 普通なら嫌悪するそれだが、何故かあたしにはそれが素晴らしいものに見えた。 「うふふ・・・じっとしてて・・・ね♪」 ずぶぶぶ 「ひゃぁぁ!?」 彼女の蟲があたしの秘所をいっきに貫いた。 「あぁン♪あなたの中・・・キツくて気持ちいいよ♪」 彼女はうっとりした表情でつぶやくと、腰を激しく振り始めた。 「あぁ・・・はぁン!やぁ・・・!」 体を電撃のような快感が駆け抜ける。 「あはっ・・・くるよぉ♪」 彼女のその声を同時にあたしの膣の中に大きな丸いものが入り込んだ。 「何・・・これぇ・・・」 快感が途絶え、急に腹の中に異物感が広がる。 「気持ち悪いよぉ・・・もっとさっきのしてぇ・・・」 こんなものよりさっきの気持ちいいのが欲しい。 「うふふ・・・あせらないで♪ この子にもあげないと・・・我慢できなくなってきちゃったみたい♪」 サンタの指すほうを見ると、ホットミルクを飲み干したトナカイがこちらを見ていた。 その足取りはふらつき、完全に発情期の獣の目でこちらを見ていた。 「ディスペル!」 サンタが指先をトナカイに向ける。 ディスペル。すべての魔法を打ち消す解呪の魔法だ。 変身の魔法が掛かっていたのか、トナカイが姿を変える。 そこには頭から大きなツノをはやし、首にはベルつきの首輪をつけた裸の女の子が立っていた。 「あ、あふぅ・・・はぁン!」 トナカイは人間の姿に戻るや否やすぐさま秘所を手で擦り始めた。 すると、サンタと同じように。黒い蟲がうぞうぞと彼女の中から姿を現した。 「ふふ。ちょっと交代♪ ノノちゃん、ちょっとベッドからおりてくれるかな?」 「はぁい・・・」 あたしは言われるまま、ベッドから降りる 「さ、トナカイみたいに四つんばいになってくれるかな?」 「はぁい・・・・・・」 あたしは恥ずかしげもなく手を床につき、四つんばいになる。 そして発情したトナカイにお尻を向け、突き出す。 「い、いただきますっ!」 トナカイは早口で言うと、まるで突進するかのようにあたしに後ろから蟲を突き刺す。 「ひゃぅぅ!?」 「はぁぁぁン♪」 トナカイが満足げな声をあげる。すぐに、まるで理性のない獣のように激しく腰を降り始める。 「あはっ、あはははは♪」 「あン・・・ひゃぁん!」 余程気持ちいいのかトナカイが壊れたように笑う。 そしてあたしも快感に身を任せて喘ぐ。見えない所から犯されているのがたまらなく興奮する。 「で、でる!でますよぉ!」 「あぁぁァァン!!!」 トナカイが早口でまくしたてると、彼女の蟲から白い液体があたしの中へと注ぎ込まれる。 「あはっ・・・あはは・・・」 トナカイがあたしから蟲を引き抜く。まだ抜かないでほしい・・・。 「うふふ、これでいいの・・・ 卵が孵化する前に、たくさんエッチな事にして、たくさん液体を浴びせれば その分あなたのダークマターはレベルアップするの。 あなたの体はどんどん健康でエッチになっていく・・・。 体だけじゃないよ。とっても淫乱でエッチな気分にもなれるし・・・ うふふ、あなたのお兄ちゃんが帰ってくる前に あなたを完璧な魔物にしてアゲル・・・♪ 私達がしってる体位やテクニックも全部教えてあげるわよ・・・♪」 「もっとぉ・・・・・」 あたしは、彼女の言った事など聞いておらず、右手を秘所にあて、自慰にふけっていた。 「ふふ・・・もっとほしいなら・・・ほら、来て♪」 サンタはベッドに仰向けになっていた。彼女の蟲は大きく、上を向いてあたしを待っていた 。 あたしは言われるままに彼女に跨り、騎乗位で自らの穴に蟲を突き立てた。 「ひゃぅぅ!!」 「あはっ、ほら・・・自分から求める練習だよ♪動いて動いて♪」 あたしは言われるままに彼女の上で腰を振り続けた。 それから何度液体を注がれたかわからない。 あたしが姿を変えていく・・・。 「ふふ・・・最高の体をプレゼントしてあげたよ♪」 「あ、後はこの娘のお兄ちゃんが帰ってくるだけですねっ!」 あたしの体はベッドの上でどんどん縮んでいった。 「あの・・・ご主人様・・・そ、その・・・」 「もういいよ♪外に行って、彼女が居ない男の子をさがしなさい。 あなたがその子のクリスマスプレゼントになるんだよ♪」 「は、はいっ!」 そう言って、トナカイは外へ元気に駆け出して行った。 「じゃあ、私も・・・ガルトと性なる夜をすごさなきゃっ♪」 サンタは自分の体を抱きしめくねくねする。 「じゃ・・・後はがんばってね♪」 サンタは誰も居なくなったベッドに声をかけ、悪魔の翼をはためかせ夜空へと飛び立って行 った。 もうすっかり遅くなってしまった。いつもの事だが、また妹を待たせてしまった・・・ 仕事が残っていたのだが、上司はすべて俺や他の下っ端に仕事を押し付けてさっさと帰って しまった。 家族が家でパーティの準備をして待っているんだそうで。 俺も妹が待っているんだが・・・ 「・・・ただいま」 ギィィと音を立てて、ボロのドアを開ける。 妹の返事はない。 「・・・寝てるのかね?」 ボロい壁から吹き付ける隙間風が身にしみる。 妹のためにもこんな壁、早く直してやりたいのだが・・・何しろお金が無い。 「・・・ノノ?」 部屋を覗くが誰もいない。ベッドの上にも誰もいない。 ただ、ひとつの箱がおいてあるだけだった。 「・・・なんだろう?」 本来なら、妹が居ないとあわてる所なのだが 何故か俺はその箱のほうへとフラフラと歩み寄った。 白い箱に、赤いリボンが結んである。 いわゆる、プレゼントボックスという奴だ。 「俺の買って来たのは・・・ここにある。から・・・?」 俺が買って来た・・・結局お金が足りずにこれしか買えなかったが・・・ 頼まれていたものよりはるかに小さなクマのヌイグルミが入った箱が鞄の中に入っている。 「・・・・・・?」 とりあえず赤いリボンを解いて見る。 ネイルは プレゼントボックスをあけた! なんと!なかみはミミックだった! 「うあっ!?」 いきなりから白い煙が噴出す。 「じゃーんっ♪ おかえり・・・おにいちゃん!」 白い煙が消えた後に現れたのは ハデな赤いリボンを体に巻き、辛うじて胸と下半身を隠した妹の姿だった。 「ノ・・・の・・・ノノ・・・・・・?」 驚きで上手く声が出ない。これはどういう状況なんだろう。 「お兄ちゃん、クリスマスプレゼントっ♪」 「クリスマスプレゼントっじゃないだろう!そんな格好をして体が冷えたらどうするんだ!」 何を言っていいかわからず、とりあえず怒鳴る。 だが、妹はひるみもせずに微笑み、言った。 「こうすれば・・・あったかい♪」 妹がぴたりと俺に抱きついてくる。妹の体温が伝わってくる・・・何だが隙間風も気にならなく なってきた。 「ノ・・・ノノ、熱があるんじゃないのか・・・?」 「うん・・・なんだか熱っぽいのぉ・・・・・・ ・・・・・・でもね」 妹が俺の顔に自分の顔を近づけてくる。 「これまで熱があるときは辛かった・・・ けど、なんだか今はすごくいい気分なの・・・♪」 妹が軽く俺にキスをする。何だか甘い味がする。 すぐに妹を引き離す 「ノノ・・・一体どうしてしまったんだい?」 「サンタさんにもらったの♪ 健康なこのカラダ・・・もう、病気も直って元気になったの!」 妹がおかしくなってしまった・・・病気のせいなのか?いや、そんなわけない・・・一体何が・・・? 「そ、そんなバカなこと・・・」 「あるよぉ。ホントだもん。 今から、見せてあげる・・・お兄ちゃんに、あたしのぜーんぶっ♪」 妹にベッドに押し倒される。抵抗しようとしたが、疲れのせいか全く力が入らない。 「サンタさんにいっぱい魔法教えてもらったんだ! とっておきの魔法だよ・・・ミミックチェーンジ!」 妹が煙に包まれる。現れたのは、ほとんど意味のないような薄く小さな布と豪華な装飾に身を包んだ、淫らな踊り子の姿だった。 「踊りましょう・・・お兄ちゃん」 妹は俺の服を剥ぎ取ると、 妹は自分の指を艶っぽい動きでぺろりと舐めると 俺に覆いかぶさるように抱きついてきた。 「とっておきのだよ・・・♪」 「う・・・ノノ・・・やめ・・・!」 妹は踊るように俺の体のあちこちを嘗め回したり、唾液のついた指で丁寧に撫で回す。 指の動きひとつひとつが快感を生み、体を熱くする。 「ぁぅっ・・・!そこは・・・」 「やっぱりここが一番なのかなぁ?」 妹がさきほどの撫で回しで、すでに勃起していた俺の息子を掴む。 「一緒に楽しみましょう・・・ね♪」 唾液をつけた手で俺の肉棒をしごきはじめる。 「すごぉい・・・お兄ちゃんの・・・。ぴくぴくしてるっ♪」 指先をすべるように巧みに使い、亀頭を刺激する。 妹を止めなければいけない、そう思ったが、 妹の指から生み出される快感が、次々と俺を襲う。 「あ・・・うぐ・・・!」 「これはどうかな?」 妹は胸に巻いていた布を脱ぎ捨て、大きく弾む胸を露出させる。 「ノノ・・・それは・・・?」 俺が声を搾り出す。妹の胸はたしか・・・あまりいいものを食べさせてやれなかったから・・・た いしたことはなかったはずだ。 「サンタさんからもらったのっ♪ 胸だけじゃないよ?ほら・・・お尻も・・・ クリスマスプレゼントだから、ぜ〜んぶ、お兄ちゃんのものだよっ♪」 妹が体を見せ付ける。俺は何も言う事が出来ない。 「じゃあ、いくよぉ・・・♪」 妹のあらわになった2つの胸の合間に俺の息子を挟み込む。 「そ・・・そんなのどこで・・・!」 「サンタさんに教わった、とっておきの踊り♪」 妹の胸が上下する、胸の上下に合わせた快感が俺の脳を痺れさせる。 「あンっ・・・ひゃあン♪ これ・・・あたしも気持ちいいよぉ・・・♪」 「ぐ・・・やめ・・・」 「お兄ちゃん・・・まだ意地はっちゃってる・・・ クスッ。じゃあねぇ・・・ミミックチェ〜ンジ♪」 胸を離した妹が再び姿を変える。 今度現れた妹は、これまた面積の小さい黒いレザーで体を覆い 尻尾やツノ、漆黒の翼を生やした悪魔の姿だった。 「あははっ・・・綺麗でしょ?・・・お兄ちゃん!」 「・・・駄目だ・・・駄目だ!」 俺は力を振り絞りベッドから起き上がる。 「あはっ。だぁめ♪ まだ動けるんだ・・・お兄ちゃんすごいね」 だが妹につかまれ、人間とは思えない力で再び押し倒される 「でもね・・・ こんなに大きくしちゃって・・・本当はお兄ちゃん、すごくえっちなんだよね♪」 妹が俺の上に乗っかってくる。 「や・・・やめるんだ!!ノノ!」 「はむっ♪」 そして俺のペニスを小さな口いっぱいに頬張る。 「すごぉい・・・咥えただけでもうびちゃびちゃ・・・♪ ほらほら見て見てぇ〜♪」 「う・・・」 妹のレザースカートの隙間から、足を伝い愛液が流れている。 「あはっ、興奮しちゃったでしょ♪ お兄ちゃんのえっち♪」 妹は俺に快感を与えるために顔を上下させる。 舌は器用にペニスを刺激し、丁寧に嘗め回す。 くちゅ・・・ぴちゃ・・・むちゅ・・・ 恍惚の表情で嘗め回す妹。俺はあまりの快感にすでに抵抗する気力が無くなって来ていた 「あはははっ♪ すごいでしょ・・・。 知ってるんだよ、お兄ちゃん・・・ あたしのこと、大切にしてくれてたけど・・・ ずっと、えっちな目で見てたんでしょ?」 「そ・・・そんなわけ・・・」 「お兄ちゃんも、やっぱり男だもん・・・やっぱり狼なんだよ♪ あたしの事ずっと食べたかったんでしょ?やらしいなぁ。あはははっ♪」 妹がねっとりとした目つきでこちらを見る。 「お・・・俺はただ・・・」 「・・・・・・あたし、そうだったらすごく嬉しいよ・・・ お兄ちゃんの事・・・大好きだもん!」 悪魔の妹が天使のような表情でこちらを見る。 潤んだ瞳で上目遣い・・・赤く染まった頬で微笑んでくる。 もう、我慢できないかもしれない・・・ 「あはっ・・・・・・♪」 そう考えた瞬間、妹の激しいフェラチオが襲い掛かってきた。 ---------------------------------------------------- ちゅぱ・・・ちゅ・・・れろれろ・・・ 「お兄ちゃん・・・どう?」 「もっと・・・」 「あはははっ♪ やっと、お兄ちゃん・・・あたしのプレゼントを受け取ってくれた・・・♪ そろそろ挿れてあげようかなっ?」 兄の虚ろな瞳・・・すでに兄はあたしの快感だけを求めている・・・。 これであたしは兄のもの、兄はあたしのもの・・・。 「次は何に変身しようかな・・・お姫様になって、いじめてあげようかな・・・♪ ・・・・・・?」 ベッドから飛び降りたあたしは何かを踏んだ。 それは兄の鞄。 「何か入ってる・・・?」 いつもぺったんこの兄の鞄に珍しく物が入っていたので引っ張り出して見る。 「・・・・・・!!!」 それは、お世辞にも大きいとは言えないプレゼントボックスだった。 あたしは急いでリボンをほどき箱を開けた。 中には・・・愛くるしい、クマのヌイグルミが入っていた。 あたしが頼んだものより、はるかに小さなヌイグルミ。 サンタからではなく、兄から送られたヌイグルミ。 サンタは実は・・・兄だった。 「・・・・・・メリー・・・クリスマス・・・・・・ノノ」 兄が消えそうな声でつぶやいた。 「・・・お兄ちゃん・・・・・・?」 「・・・・・・・・・・・・」 「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん!!!」 あたしは涙を流していた。 あたしはずっとお兄ちゃんと二人で暮らしてきた。 料理も、病気のあたしの世話も、洗濯も、すべてお兄ちゃんがやってくれた。 あたしは何もできなかった・・・。 何も・・・なのにお兄ちゃんはずっとあたしの事を考えてくれていた・・・ なのにあたしは・・・あたしは・・・!! 「・・・ディスペル」 あたしは魔法を唱え、姿を最初のリボン姿に戻した。 蟲が膣の中で動く、早く男と交われとあたしに命令する。 「ぅ・・・ごめんね・・・無理矢理して・・・ごめんね・・・!」 だが、耐える。蟲はさらに激しく動く。 「・・・・・・」 すでに快感の虜になったはずの兄は、あたしに優しく微笑んだ。 「ねぇ・・・お兄ちゃん・・・。 プレゼント・・・受け取ってくれるなら・・・ 封を解いてください。お願いします・・・」 あたしは、暴れる蟲を抑え込み、四つんばいになり兄におしりを向ける。 ・・・次の瞬間、腰に巻いていたリボンがするりと解かれた。 「・・・お兄ちゃん、いっぱい、いっぱいシようね・・・♪」 一瞬我慢をしたが、やはりあたしはすでにダークマターに支配されているようだ。 自然と顔がにやけてしまい、自然と台詞が出てきてしまった。 でもこれでいいんだ。 「ひゃぅぅぅン♪」 兄のペニスがあたしの秘所に侵入する。 これでいいんだ。兄があたしを受け取ってくれたんだから・・・。 「あっ・・・はぁっ・・・ひゃ・・・ひゃぅっ!・・・あぁァン!! ね・・・ひゃぁ・・・お兄ちゃん・・・あたし達・・・あっ・・・ ずっと・・・ずっと一緒だよね・・・♪」 あたしの喘ぎ声にあわせて、兄が激しく腰を振り続ける。 「・・・もちろんだ・・・」 「あはっ♪・・・はぁン♪お願い・・・もっと・・・もっとぉ!」 あたしがおねだりすると、お兄ちゃんは言うとおりに激しくしてくれた・・・♪ こうして、あたし達の性なる夜は更けて行った・・・・・・ もう、お兄ちゃんに苦労はかけない・・・。 あたしは、お兄ちゃんの精液さえ食べられればお腹はすかないし・・・ お兄ちゃんも、あたしの愛液やよだれでお腹いっぱいになれるもの・・・♪ お金はあんまりいらなくなるの。 これからずっと・・・毎晩、毎日お兄ちゃんにいっぱい甘えて、いっぱいおねだりしよう・・・♪ お兄ちゃんにはかわりにあたしがいっぱい気持ちよくしてあげるの・・・♪ ありがとう、お兄ちゃん。ありがとう。サンタのお姉ちゃん。 皆にも幸せが訪れますように・・・メリークリスマス!