先日、悪質な規約違反者の経緯の説明をすると共に、二次創作の規約の英語版の掲載を行いました。
その際にも触れた通り、規約に違反する魔物娘図鑑の二次創作に対しては規約に則り、削除申請やDMCA申請等のしかるべき対処を行わせて頂いております。
その件に関して「二次創作はフェアユースだから問題ないのではないか?」「DMCA申請の濫用として逆に問題になるのではないか?」といったご指摘を頂いたので、著作権関係を専門にされている弁護士の河野冬樹先生(@kawano_lawyer)に有料相談でお話を伺ってきました。
規約や経緯の説明、Twitterの書き込みなども見せて相談しましたが、その結果、規約の内容や削除申請、DMCA申請をすることにも特に問題はなく、むしろフェアユースを主張している方の主張の根拠が解らない。とのことでした。
違反者フェアユース法は違反者が主張している様な、ファンアートを合法にする法律では無い様です。
他にも、「二次創作を公開する際の金銭の授与の有無」は全く関係なく、無償であっても法的に問題となる。「無償のファンアートだから法的に問題が無い」という考えは間違いであること。
また、ディスコードやTwitter等のSNSを使った配布や隔離所扱いされている匿名掲示板での掲載だろうと、ネットで配布している以上は私的利用にはあたらない、という事も確認しました。
加えて、skebやコミッションなどのイラスト依頼の場合は、依頼を受けて描く側も権利侵害をしていることになる、ということですので、魔物娘図鑑の依頼を受けるイラストレーターの方は、規約の方を確認していただきます様に重々よろしくお願い致します。 |