補足説明:
「不思議の国とハートの女王について」
「お茶会」
キノコが水分を欲するためか、紅茶をこよなく愛する「マッドハッター」達が中心となって催される不思議の国のお茶会。
この取り留めも無く、日常的に、または些細な事でお祝いとして催されるお茶会には、
多くの不思議の国の魔物達が(時には夫同伴で)参加している。
お茶会のテーブルの上には、マッドハッター達によるこだわり抜かれた紅茶が並べられ、
マーチヘア達によって持ち込まれた甘くとろけるお茶菓子に彩られている。
その中には魔界産の作物がふんだんに使われた媚薬効果の強いものも多くまざっているが、
彼女達はそんな事を毛ほども気にせず、それを口にしてなお、平然としており、
もしそれによって、交わる夫婦がでようとも、「良くあること」「普通の事」というかのように、お茶会は平然と続けられる。
不思議の国へと迷い込んだ来訪者は、このお茶会に大いなる歓迎を持って向かい入れられるが、参加してしまえば最後、
色狂い達の会話と美味しく爛れたお茶とお菓子により、あっという間に不思議の国の住人色に染められ、
お茶会は「不思議の国の仲間に夫ができた記念」「人間の女の子が新しく魔物になった記念」として、より盛り上がる事となるだろう。
マッドハッター被害報告-投稿小説
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