サテュロス被害報告-投稿小説
補足説明:
「酒の神「バッカス」」
酒と酩酊を司る中級神。立場は中立。
社交的かつ温厚だが、細かい事を気にしない大雑把で豪快な性格であるともされており、
それ故か教義や、バッカスを信仰する教会の規律も緩く、自由な気風である事が特徴である。
酒をこよなく愛する神であり、飲酒によって人生に楽しさと色どりを添え、酒をかわす事により他者と友好を結ぶ事を説いており、
教会では定期的に信徒、および外部の人間を交えた酒宴が催され、飢えた者に酒と食事を提供するといった慈善活動も積極的に行われている。
バッカスが信徒に与える加護は酒の強さを与え、また国や種族の垣根を超え、他者との友好・交渉の成功を約束するというものである。
単なる酒好きから、酒造家や商人、外交官などといった職業の者に広く信仰されており、人間、ドワーフ、ゴブリンなどの種族にも信徒が多い。
魔物に対しても友好的な神で、酒の力を借りて異性を落とし、肉体関係を結ぶ事に関しても肯定的である。
その加護は、男との酒盛りと酩酊をより愉しく心地よいものとし、その後の男との交わりも盛り上げてくれるものであるため、魔物達にも信徒が多い。
一方で酒により他者を昏倒させ、相手の意識の無い内に盗みを働いたり、犯したりといった行為は酒の悪用であるとして禁じられている。
魔物にも信徒が多いものの、邪教として扱われてはおらず、教団の勢力下でも認められた宗教である。
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